館長の日曜講話―彫刻編―
- 日時
- 2023年6月11日(日)~2023年9月3日(日)
- 日時
- 2023年6月11日、6月25日、7月9日、7月23日、8月6日、8月20日、9月3日
各回10:30~12:00(開場10:00) - 会場
- 本郷新記念札幌彫刻美術館 本館研修室
- 料金
- 無料
- 定員
- 30名(先着順)
- 講師
- 吉崎元章(本郷新記念札幌彫刻美術館館長)
イベント概要
日曜の午前、隔週で当館館長が彫刻にまつわるさまざまなお話をしていきます。
取り上げるのは、いずれも館長自身が札幌芸術の森美術館や本郷新記念札幌彫刻美術館で展覧会の企画や作品設置などを通して関わってきた彫刻家たちです。その調査研究、作家や関係者との交流をもとに、数々のエピソードを交えながら、多くの写真や動画などを使ってわかりやすく解説します。
美術にあまり詳しくない方も、作家や作品についてもっと深く知りたい方も、学芸員という仕事に関心のある方も、きっといろいろな発見があることでしょう。ご興味のある回に、ぜひお気軽にご参加ください。
6月11日 野外彫刻の魅力と課題
日本の野外彫刻の歴史をたどりながら、その魅力とともに、公共空間だからこその問題点や価値観の変化による扱われ方の推移などをみていきます。
6月25日 本郷新
太陽の下の彫刻を求め、戦後日本の野外彫刻を牽引した生涯と、設置作品が破壊や非難された2つの出来事から、社会と彫刻の関係を考えます。
※この回は、記念館のアトリエスペースで実施します。
7月9日 本田明二
彫刻制作には不向きと言われた北海道で、彫刻を生業として活動を続けた最初の彫刻家。北の風土をいかにかたちにしていったのかをみていきます。
7月23日 砂澤ビッキ
木に宿る声を聴き制作を続けた北海道を代表する彫刻家。なぜ屋外に設置した作品が朽ちていくことを敢えて受け入れたのかを考えます。
8月6日 グスタフ・ヴィーゲラン
オスロに大彫刻公園をつくりあげることができた背景にあった、市民の熱狂的な支援と、時代が移り変わっても愛され続けるものを求める姿勢を紹介します。
8月20日 ダニ・カラヴァン
世界各地にその地の特性を気づかせる作品を設置したイスラエルの彫刻家。そこでしか成立しない表現を、札幌のほか、フランス、ドイツ等の代表作により紹介します。
[特別編]9月3日 札幌芸術の森野外美術館解説ツアー
この回のみ、札幌芸術の森野外美術館入口に10:30集合。観覧料(一般700円)が必要です。