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馬と少年 野外彫刻とは違った素朴で愛らしい作品 |
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「馬と少年」は、1965年につくられた高さ約20〜30pの小品の7点の連作です。細部を省略した少年の姿をレリーフ状にして、立体的な馬の首と組合せた作品です。一連の作品は、ほぼ同じ形の横向きの馬の頭部と、いくぶん手の位置を変えた少年を組合せています。人体と他のものとの組合せは「鳥を抱く女」でも見られましたが、ほぼ同じ時期に制作しています。 北海道で生まれ育った本郷にとって、馬の造形は身近な素材であったでしょう。「馬と少年」のモチーフは、レリーフも数点あり、新たな表現の試みであったように思います。「馬と少年」の野外彫刻をイメージした素描もありますが、実現には至らなかったようです。 「馬と少年」は、本郷の代表作のダイナミックで大きな野外彫刻とは違った素朴で愛らしい作品です。1960年代から始めたテラコッタの小品に共通する、造形に対する遊びの感性が溢れています。 (2006年6月1日・札幌彫刻美術館 学芸員 井上みどり)
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