![]() |
トップページ > 本郷新の作品 > 本郷新作品集> ライラックをかざす乙女 |
| ■
ライラックをかざす乙女 作家は裸婦をあえてトルソに |
|
|
「ライラックをかざす乙女」は、札幌市中央区にある北海道銀行本店落成記念に1964(昭和39)年設置された。 美術館本館の庭園には、頭部と腕のないトルソのかたちで設置されている。全身像よりも、顔や腕など説明的な表現を省略することで、より一層人体の美しさが強調されている。あえてトルソをつくり、別個の作品としたかった本郷の気持ちが作品を見るとよくわかる。 北海道銀行本店にある「ライラックをかざす乙女」は、大きく振り上げられた両腕のうち右手には、北海道の初夏を彩るライラックの花房を持たせている。明るく健康的な女性が、銀行に訪れる人々を歓迎している姿を意図しているのだろう。 この像と同時に、道銀ビル新築記念として、札幌二中(現札幌西高)ゆかりの作家である佐藤忠良、山内壮夫との共同制作による壁面彫刻「大地」も設置されている。 (2004年11月1日 札幌彫刻美術館 学芸員 井上みどり) |
|