■ 館長のあいさつ
館長就任のごあいさつ
本郷新記念札幌彫刻美術館
館長 佐藤 信
一年を通して最も爽やかな季節を迎えました。雪国にとってはその喜びもひとしおです。円山公園を左に、北一条宮の沢通を進むと宮の森フランセス教会が見えてきます。その交差点を左に曲がると、石畳の道路を挟んで立ち並ぶ瀟洒な住宅に目を奪われてしまいます。お洒落な色の石畳が誘う彫刻の道をゆっくりと登っていくと、赤松の木陰でギターを手にしたブロンズ“奏でる乙女”に出会います。萌え出る季節にとけ込んでいる乙女のブロンズの像からは、可憐な音色が聞こえてくるように思えます。本郷新記念札幌彫刻美術館は間もなくです。
前置きが長くなりましたが、2009年4月に就任しました館長の佐藤信です。3月まで札幌市立向陵中学校に勤務しておりましたが、すぐ近くにあるこんな素晴らしい本物の財産をなぜ有効活用しなかったのか正直後悔しております。ですからこうした反省を生かし、子供たちはもちろん、より多くの方々に「本郷新にふれて良かった…、もう一度この美術館に足を運んでみたい…、だれかにお薦めしたい…」そう思っていただける美術館を目指したいと考えております。特に次の3点に力を注ぎたいと思います。
1. 幅広い広報活動に取り組み、一人でも多くの皆様に足を運んでいただく。
2. 札幌が生んだ偉大な彫刻作家が、日本中に大きな足跡を残したことを、一人でも多くの市民の皆様に知っていただく。
3. 地域住民の貴重な文化財産としての誇りを大切にし、将来にわたり市民・地域住民の皆様から愛される美術館運営を目指す。
スタッフ一同、力を合せ、皆様にとってより身近で親しみやすい美術館づくりを目指して努力いたします。どうぞ、ご支援をよろしくお願いいたします。
川合館長「就任あいさつ」(2006年4月1日就任,2009年3月31日退任) |